焼肉の大同門 社長ブログ

6年前から大阪の老舗焼肉チェーン「大同門」の社長をしています。その前は、IT企業の専務>別のIT会社の起業>同時通訳者>大阪府知事通訳。畑違いでも経営という点では共通します。経営や起業、プライベートも含めて書いてます。

成功する人に見られる「グリット」という要素

「グリット(grit)」というのは、勇気や決意、やりぬく性格の強さとかを意味する言葉ですが、これが成功者に共通する要素として紹介されることが最近多くなっているような気がします。

そういえば、2010年のコーエン兄弟の映画にTrue Grit(邦題「トゥルー・グリット」、そのまんま、、)というのがありました。これは少女が父親殺しのかたき討ちで犯罪者を追跡するという映画で、確か 昔の映画のリメイク。主人公たちの勇気とかぜったいやるぞというようなところを表しているよいタイトルだと思います。(ただし、カタカナのままの日本語 じゃ、ちょっと伝わらないですよね。。。)

フォーブスForbes.com)でも、「グリット」をcourage(勇気)、conscientiousness(誠実性)、long- term goals and endurance(長期目標の設定と忍耐)、resilience(回復力), excellence vs perfection (完璧であることでなくエクセレンスを常に追求)という5つの側面から解説してました。これからみても、「グリット」って、「人間力」の一つなんでしょう。今までは成功するための知識面やスキル面が重要視されてきましたが、ようやく本質の部分、つまり「人間力」を高めることの必要性が問われる時代になったのではないかと思います。

「グリット」というものに改めて注目させるきっかけになったのがAngela Lee DuckworthさんのTedTalkと いわれます。彼女はトークの中で、成功と生まれもった才能と知能は関係ないといってます。生まれつき素晴らしい才能や知能を持っているにも関わらず、十分 な結果が得られなかった人はたくさんいるが、それはただ単に、その才能・知能を伸ばすための長期的な、継続的な努力が足りなかっただけなのだと。

やっぱり、「継続は力なり」なんです。