自分が正しい、正しくないなんて、実はどうでもいい
どうしても自分が正しいことを証明したがるというのが人間の常ではありますが、仕事において成果を出すには、実はどうでもよいことだと思います。
もちろん自分が正しいと信じているので、信念をもって仕事ができるという部分もあるし、自信にもつながっているわけなので、「自分が正しくないと思え」といっているわけではありません。あくまでも、自らの考え方も含め他の意見や考え方を客観的にみることで、他の見方が自分の考えていたことよりもその状況に適している場合に、自分が正しいというものの見方を捨てて、他の見方を選択できるかどうかが大切だという意味です。そうすることで成果がでやすくなるからです。
この世の中、はっきりいって、自分が正しい、正しくないで、動いているわけではありません。
「自分だけが正しい」と思っているタイプの人は、何かあるとすぐに不満を持ちます。上司が間違っている、会社が間違っている、自分が正しいのに周りはそれを理解しないからことが上手く行かないという不満と悲観の中で、前向きに進むことをやめて、次に自分が正しいことをわかってくれそうなところに移動していきますが、結局は同じことを繰り返します。
仕事をするものとして、成長するために是非もっておくべきスキルが、他人視点で物事を見れること。自分が正しい、正しくないはいったん横に置いて、いろいろな方向からものごとを見てある状況下での最善のアクションを判断し選択していく訓練を常にしておくことです。実は客観的なものの見方というのは、訓練していないとなかなか身に付きにくいものかと思います。
私も自分が正しいことを証明するためだけのアクションや発言にならないように、日々気を付けておりますが、まだまだ反省するときもしきり。さらに研鑽します!