焼肉の大同門 社長ブログ

6年前から大阪の老舗焼肉チェーン「大同門」の社長をしています。その前は、IT企業の専務>別のIT会社の起業>同時通訳者>大阪府知事通訳。畑違いでも経営という点では共通します。経営や起業、プライベートも含めて書いてます。

Writing in English 英語で書くスキル

今年の夏、息子はアメリカのサマースクールで"Wiring for Success"というコースをとってました。

このサマースクールはAndoverというボーディングスクールのもので、このコースは生徒の3人に1人がとるほど超人気コース。というのも、アメ リカの学生にとって、「書く」とスキルはとっても大切なスキルだからでしょう。学校でもさまざまなクラスでエッセイを書くことを求められますし、大学入試 も大きく合格を左右するのは自分が書く「エッセイ」です。

エッセイも、descriptive(記述的), narrative(物語調), process (プロセス), comparative (比喩), and argumentative(議論)と分けられていて、それぞれの書き方を学んだようです。

実は英語を話せても、レベルの高いWritingができとは限らないんですね。私自身も英語はそこそこできますが、こと、書くとなると四苦八苦します。ましてや、上記のエッセイのタイプなんて、初めて聞きました。。

効果的に自分の考え方を文章で表現すること、これがWritingの技術とすると、プレゼンテーション・スキルが求められる現代では、本当に大切ですね。日本語でも同様、「書く力」の重要性がもっと語られてもよいなと思った次第です。

商品のコピーって大事なんですね。。

今日、ECショップを立ち上げるってどんなものかということを、若いイケメンにいろいろと教えていただきました。

そこでおもしろかったのが、商品のコピー(打ち出し方)が非常に大事ということです。

この明神水産のサイトは、サイトの作りはいたってシンプルですが、主力商品の

「一本釣り藁焼きたたき」でなんと20億円売るんだそうです。

おそらく高知では、カツオのたたきを藁焼きで作っているのはここ以外にもあると思いますが、このように商品としての体裁を整えて売り出したというところがミソなんですね。

勉強になりました。今日日、プレゼン能力が本当に問われます。

食に思う「おもてなし」と「作法」

空港のゲート内の飲食スペースで和定食を食べていると、向いのカウンターに、初老の男性が来て、無愛想な声で「コーヒー」とだけいいました。もちろ ん立ったままです。カウンター内の女性が、申し訳なさそうに、「すみません、今コーヒーのドリップを始めたところで、10分ほどお待たせすることになるの ですがそれでもよろしいでしょうか。」というと、返事もなく、その場を去っていきました。

その一部始終を見ていたのですが、「おもてなし」という言葉が流行り、さらに、グルメ情報サイトなどでも、サービスレベルについては厳しいコメントが飛ぶことも多い昨今ですが、はたと、「おもてなし」を受ける側の「作法」ってどうなってるんだろうって思いました。

日本人は、ご飯を食べた後に、「ごちそうさま」と挨拶をします。あれって、御馳走をふるまっていただき、そのおもてなしに感謝する気持ちを表現する「作法」です。ごちそうしていただいたあとに、ごちそうさまと挨拶もしない人は作法をしらない人ですよね。

山本益博氏が複数の著書の中で触れられていましたが、食べる側にも食べる作法があるんだと思います。お店が、料理人が、真剣に考えて作った料理を心づくしのサービスで提供されるときに、それを提供される側も、心してそのおもてなしの心に向かうのが、礼儀だと思うのです。

食 は一期一会であります。店側もその真剣勝負に対して、精一杯なおもてなしをするべきでしょうし、また食べる側もそのおもてなしが心地よければ、それに答え る「作法」をもって臨みたいものです。コミュニケーションと同じで、全ては相手あっての世界。お金さえ払えば良いサービスは受けて当然だという考え方もあ りますし、対価が伴うところなのでそれも真なんですが、そんなところも超えてできあがった日本文化の「おもてなし」と熱いお茶一杯に「ご馳走様でした」と いう日本人の感謝の心。そんな良い文化を忘れないようにしたいです。