焼肉の大同門 社長ブログ

6年前から大阪の老舗焼肉チェーン「大同門」の社長をしています。その前は、IT企業の専務>別のIT会社の起業>同時通訳者>大阪府知事通訳。畑違いでも経営という点では共通します。経営や起業、プライベートも含めて書いてます。

上手な通訳者の使い方

最近、通訳者を使う必要のあった会社にアドバイスたことがありました。とくに初めて通訳をいれるといった場合に、意外にどのようにすれば満足するレベルの通訳をしてもらえるかということについて理解がないんだなと思ったので、私もその昔々、会議での同時通訳や逐次通訳を仕事としてやっていた経験から、思ったことをちょっとまとめてみました。

1)英語がしゃべれるイコール通訳ができるではない

英語しゃべれても通訳ができるとは限りません。以前に、訪問する側が通訳者をつれてくるといったため安心していたら、日本語が少ししゃべれる外国人が一緒についてきて、散々だったという話を聞きました。英語がわかっていても、それをビジネスで通用する日本語に瞬時に直して正確に訳すことは技術です。バイリンガルの人でも、こんなことはいっていましたという要約はできるのですが、それこそお天気の話であればそれでも通用でしょうが、ビジネスの場面では正確な通訳が求められます。通訳スキルをもった専門家を必ず使いましょう。

2)英語がしゃべれても、あなたの会社のことを理解してないと訳せない

それでは通訳スキルをもった人が見つかったとします。ここでよく思ってしまうのが、英語がしゃべれるのでなんでも訳せると思ってしまうことです。日本語であっても、飲食業にいる人が、例えば鉄鋼業で使われる業界用語はわからないように、通訳さんも、その業界を専門にしていない限りは、業界用語は知らないのがあたり前です。知らない単語は訳せないので、事前に、勉強をさせてあげることが大切です。通訳を頼む内容に関連する知識や使われる言葉について、前もって説明して勉強しておいてもらうことが、良いパフォーマンスを出してもらえる基本です。

3)相性のよい人を探す

スピーカーと通訳者との相性は大切です。とくに逐次通訳の場合は、お互いの呼吸もあるため、どんなに能力の高い通訳者でも相性あう人にお願いするのがベストです。これはなかなか難しいことですが、いえるのは、相性があう通訳者に出会うまで、能力が高井といって下手に我慢せずに、別の人にトライするということでしょうか。

その他にも、通訳者にはランクがあるとかありますが、とりあえず、通訳者をお願いするときの基本ルールを書きました!