焼肉の大同門 社長ブログ

6年前から大阪の老舗焼肉チェーン「大同門」の社長をしています。その前は、IT企業の専務>別のIT会社の起業>同時通訳者>大阪府知事通訳。畑違いでも経営という点では共通します。経営や起業、プライベートも含めて書いてます。

女性よ、大志を抱け

先日、5つのネットショップを運営する会社を経営する女性の方とランチしました。

彼女もご自分の成功談をあちこちで話す機会があるそうですが、

事業家になりたいや企業に入って上を目指したいというよりは

自宅で稼げるネットショップなどで月に少しでもプラスの収入を

作りたいという女性が多く来られると聞いて、

働くことに対する女性の考え方も変わったんだなと思いました。

 

私が20代の頃は大手企業による女性の総合職採用がスタートした時期で

それまでお茶くみやアシスタント業務だけしかさせてもらえなかった女性たちにとっては

本当にチャンス到来!って感じでした。上昇志向の強い若い女性は、男性を肩を並べて

男性と”同じ”ように企業戦士として必死で働いた時代でした。

もちろん、仕事は結婚までの腰掛けよという女性も多くいましたが、

時代は働く女性を後押しする風潮でした。高キャリアを持つ女性はかっこいいと思われた時代でした。

 

女性でも仕事をするのは当たり前な時代になりました。

あの時代よりも多くの女性が働いていますし、女性の働き方の可能性も広がりました。

しかし社会は全ての女性に大して優しくなっているとはいえない。

多くの女性にとって、結婚して子供を産んで仕事に復帰したくとも、保育園は足りてない。

時短で働く女性(つまり、男性と同じ働き方ができない女性)にはキャリアアップが望めない、

だから家でできる仕事が望ましいけど、選択肢は狭い、

このような状態がまだまだあります。

 

このままの状態でよいはずはないのです。

日本における女性の地位は過去30年間の間に向上してきていますが、

それでもまだ男女が社会において対等であり平等である社会には程遠い。

これまで社会の中で相対的に社会弱者であることを経験してきた女性こそが、

性別のみならず、国籍を含めた差別や区別の壁を取り払うけん引力になれるのではないかと

思っています。

一人ひとりの女性がそのような力になれば、社会は絶対に変わります。 

女性よ、大志を抱きましょう。